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からころ×e健康ショップ 連載企画!
2021年9月21日
健康レッスン1・2・3!

【第13回】毎日をすこやかに!疲れの対処法

季節の変わり目や、ちょっと忙しい日が続いたりするとなんとなくだるい、眠い、やる気が出ない…そんなこと、ありませんか?
病院へ行くほどではなくても、それは「疲れ」のせいかもしれません。
いまのうちに対処して、スッキリすこやかな毎日を取り戻しましょう。

答えてくれた人

養命酒製造株式会社

マーケティング部長・薬剤師
田辺章二さん


●養命酒製造
https://www.yomeishu.co.jp/
田辺章二さん

疲れを放っておくと不定愁訴の原因にも

疲れの原因は、過労や睡眠不足、ストレス、栄養不足など、じつにさまざまです。気候の変動や、住まいや職場の環境の変化がもとになることもあります。
ふつうの疲れであれば十分な休息、睡眠、食事(栄養)をとることで回復します。しかし忙しい現代人は、十分に疲れがとれないうちに動きだしてしまい、また疲れてしまう……。そんな生活があたり前になって、疲れがたまっているのに気づかない人も少なくないようです。
あなたは自分の疲れに、気づいていますか? 図1でチェックしてみましょう。
疲れのサインチェックリスト

疲れを放っておくと、悪循環に陥ってしまいます。たとえば次のような症状が現れます。
●免疫力の低下:抵抗力が落ちて、風邪やインフルエンザをはじめ、感染症にかかりやすくなります。
●集中力の低下:作業の質やスピードが落ちます。なかなかやる気が出ず、出ても長続きしません。
●イライラや不安:心に余裕がなくなり、すぐにイライラしたり不安になったり、落ち着きません。
●眠れない:寝つきが悪い。眠りが浅い。途中で目が覚める。眠れないと疲れが取れず、さらにまた眠れないという負のスパイラルに。

このほか肩こりや頭痛、胃腸の不調など。「不定愁訴」と呼ばれる原因不明の症状も、疲れが原因になっていることがあります。
さらにひどくなると、朝起きることも仕事や学校に行くこともつらくなる「慢性疲労症候群」にまで進行してしまいます。これはもう受診が必要な病気です。

疲れは「休め」のサイン 病気の前の「未病」です

疲れは心身に負担がかかったときに生じる生理現象のひとつ。それ自体は異常ではありません。ですから「疲れたな」と思ったら、体が発する「休め」のサインだと思ってください。
東洋医学では、なんとなく不調が続く状態を「未病(みびょう)」といいます。病院に行くほどではない疲れも「未病」ととらえ、治療対象になります。

ここで、東洋医学における健康の考え方を簡単にご紹介しておきましょう。
体の健康状態を知る要素として、「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つがあります。「気」は生命活動の原動力、「血」は血液とその中に含まれる栄養素、「水」はリンパ液や汗などの体液を意味します。
気・血・水はお互いに関連し合っており、3つがバランスよく体内をめぐっていれば「健康」といえるのです。

疲れをためない生活習慣を身につけよう

3つの要素の中で、疲れは「気」の不足や乱れが原因と考えられます。改善策の中心は、栄養バランスのよい食事と十分な睡眠です。規則正しい生活が「気」を整える基本になります。
朝は同じ時間に起きる。昼は適度に体を動かす。夜はリラックスできる時間をつくる。ぬるめの湯にゆったりとつかり、睡眠時間を十分にとりましょう。食事は腹八分目に。旬の食材を取り入れることも「気」を養います。
リフレッシュする時間も大切です。気分転換できる趣味があるといいですね。
スマホから情報が次々に入ってくる時代ですが、情報をシャットアウトする「情報断食」も有効です。
カモミールやジャスミンなどのハーブティーには、リラックス効果があります。

それでも疲れが残りやすい人は生薬を配合した薬酒を取り入れるのもおすすめです。薬局・薬店で薬剤師に体調や症状を伝えて相談してみてください。
最後に、体調不良が改善しない場合は、未病ではなく病気のおそれがありますので、早めに受診することをおすすめします。
疲れをためないコツ
忙しい人ほど疲れに気づかないので要注意 忙しい人や、バリバリと活発に動きまわっている人ほど、疲れに気づいていないことがあります。ふつうは、ひと晩ぐっすり眠る、または数日休めば、疲れはとれます。回復しないうちに、また心身に負荷をかけてしまうと、疲れがたまっていきます。 疲れは「休め」のサイン 心身に負荷がかかって生じるのが疲れです。生理現象であって異常ではありません。「疲れたな」と思ったら、それはあなた自身の体からの「休め」のサインだと受けとめましょう。 第一に十分な睡眠をとること 「疲れているのに眠れない」という症状もめずらしくありません。睡眠の質が低下すれば寝ても疲れが取れず、さらにまた眠れない……負のパイラルに入ってしまいます。疲れ対策はまず、十分な睡眠時間を確保することです。 「規則正しい生活」が疲れをためない生活の基本 毎日決まった起床時間、栄養バランスのよい食事、十分な睡眠時間。あたり前のことばかりですが、こうした生活習慣が疲れに強い体をつくります。 。

イラスト:matsu

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