食の健康コラム | 朝食は1日の活力源！| e健康ショップ

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ホーム > コラム > 朝食は1日の活力源！

2015.4.10更新

Vol.16　朝食は１日の活力源！

厚生労働省の平成25年国民健康・栄養調査結果では、成人の朝食の欠食率は、男性で14.4％、女性で9.8％で、男女ともに20歳代で最も高く、男性で30.0％、女性で25.4％でした。歳を重ねるにつれて欠食率は減ってくる傾向にあります。

働き盛りの年代の朝食欠食率は高く、ダイエットのため、食べる時間がない、夜遅くまでお酒を飲んでいたので朝お腹が空いていない、作るのが面倒くさい、など理由は様々かもしれません。では朝食をとることに、どのようなメリットがあるのでしょう？

朝食のメリット

・消化管が運動を始め、体温を上昇させ代謝を高める
・脳へエネルギー補給されるため、集中力や記憶力が上がり、仕事や勉強の能率がアップする
・胃腸の運動が活発になり、便秘予防になる
・朝食を食べないと他の2回の食事が増えることになり、肥満や脂質異常症などを起こす原因の一つとなるため、朝食をとることは生活習慣病予防になる

朝食をとるメリットはたくさんあります。朝食の内容は、旅館で出されるような主食や主菜、副菜がそろったものが理想的ですが、実際は難しいかもしれません。わかめのみそ汁に卵や納豆を入れたり、チーズやピーマン、玉ねぎを乗せて焼いたピザトーストは、一度に色々な食材がとれて時間がない朝に便利です。

なにをとろうかな？

主食（炭水化物が多い食べ物）	ごはん、パン、うどん、そば、そうめん、スパゲティ、コーンフレーク、オートミール
主菜（たんぱく質が多い食べ物）	肉、魚、卵、豆腐、納豆、枝豆、厚揚げ、ハム、ソーセージ、はんぺん、ちくわ、かき、貝、豆乳
副菜（ビタミン・ミネラル・食物繊維が多い食べ物）	野菜、海藻、こんにゃく、のり

※上記食品は、なるべく一回一回の食事でそろえるようにしましょう。

乳製品	ヨーグルト、牛乳、チーズ
果物	りんご、なし、パイナップル、キウイ、かき、みかん、グレープフルーツ

きちんと朝食がとれれば、だらだら食いがなくなったり食事時間がある程度定まり、ライフスタイルも確立してきます。朝食がとれない方は、下のような工夫をしてみてはいかがでしょう。

朝食をとるための工夫

朝食を食べる時間をつくる

朝起きてバタバタして出かけていませんか？少しだけ早起きをして時間に余裕をもつようにしましょう。便秘がちな方は、このバタバタタイプの方が多く、朝食をとる習慣をもつことで排便もスムーズになります。

朝食をおいしく食べられる体調にする

前日の夕食や夜食を食べ過ぎていると、朝お腹が空かずおいしく食べられません。翌日の朝食を美味しく食べられるように、前日夜の食事を調整しましょう。

時間がないなら、手軽に食べられるものを

朝食を作る時間がなければ、前日夕食の時に朝食用の野菜や果物を切っておくと、翌日とても楽です。
また、時間がない朝でも手軽に食べられる、ロールパン、ヨーグルトや野菜ジュース、コーンフレーク、カップみそ汁などを準備しておくようにしましょう。

少し早めに家を出て、外で食べる

定食屋さんやカフェなどでも、ごはんやパン、目玉焼き、納豆といった朝食メニューをそろえているお店も多いため、少し早めに起きて通勤前に立ち寄り朝食を食べていくのもおすすめです。今は大学の学生食堂でも朝食を提供しているところが増えているようです。また、「席朝族」という言葉があるように、朝食を会社に着いてから食べる人も多くいます。食べないでいるより、仕事の効率も上がりおすすめです。