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管理栄養士がお届けする食の健康コラム

2015.11.20更新

Vol.22 高齢者の便秘2

高齢者に多い便秘は、長期間の便秘の症状が続く「慢性便秘」です。
便秘は、器質性便秘・機能性便秘・薬剤性便秘・症候性便秘に分類されます。
このうち機能性便秘は、胃・小腸・大腸などの消化器官が機能低下することが原因で起こり、「弛緩性(大腸の緊張がゆるんでぜん動運動が弱くなっている状態)」「直腸性(直腸の反射が悪く、便が下に降りてきていても便意が感じにくくなっている状態)」「痙攣性(ストレスなどによって大腸の動きが強くなった状態)」に分かれます。

高齢者に多いのは、このうちの「弛緩性」便秘、または薬の副作用によって便秘になる薬剤性便秘です。

薬によっては腸のぜん動運動を抑える、腸管の働きを抑制する、水分量が減少して便が硬くなるなどの作用があります。しかし、便秘が薬剤によるものと自己判断して薬を服用することを中断することは大変危険ですので、主治医や薬剤師に相談するようにしましょう。 

便秘になったとき、なるべく薬に頼りたくないという声もよく聞かれます。高齢者は食事量や活動量が少なくなりどうしても便秘になりやすいですが、食事の見直しや排便習慣をしっかりつけることを行ってみましょう。

~便秘にならないための習慣~

排便習慣
●とりあえずトイレに行って座る習慣を
便秘を解消する方法は、便意がなくてもトイレに行く習慣をつけることです。高齢になると便の量が減り、それに伴ってトイレに行く回数も減ります。決まった時間にトイレに行く癖をつけておくことで、体がそれを覚えて自然と便を出しやすい環境を整えるようになってきます。
介護の人の手を借りなければトイレに行けない高齢者の場合、迷惑をかけたくないからと、水分の摂取を控えたり便意を我慢する方が多いようです。便秘になるとさらに大変になることもあるため、排便をお願いしやすい環境・されやすい環境をつくることも大切です。
食事の見直し
●食物繊維の多い食品をとる
穀類(とくに玄米や大麦など)、野菜、きのこ、こんにゃく、果物、豆類などの食物繊維が多い食品をとり入れましょう。腸内で水分を含んで膨らみ、便の量を増大させて腸のぜん動運動を高め排便のリズムを回復させます。

●発酵食品をとる
みそ、酢、しょうゆ、納豆、ぬか漬け、ヨーグルトなどの発酵食品を摂り、腸内細菌のバランスを整えます。発酵食品に含まれる乳酸菌が、腸の中の善玉菌を増やし腸内環境を整えます。

●オリゴ糖
オリゴ糖は、消化されないまま大腸に入って善玉菌であるビフィズス菌のエサとなり、その結果善玉菌が増えます。

●水分補給
高齢になると、のどの渇きを感じにくくなります。時間を決めて水分を摂るようにしましょう。お茶に限らず、ジュース、紅茶、しょうが湯、ココアなど飲みやすいものを飲みましょう。また「飲む」ということを行いにくい場合は、ゼリーや寒天で固めたもので水分を摂るようにしましょう。
適度な運動
無理をしない範囲で、毎日動くようにしましょう。もちろん、極端な筋力トレーニングなどは必要ありません。散歩や家事、畑仕事などの全身運動を続けるだけでも十分です。寝たきりの人は、定期的に寝返りをして体位変換を行うなどしましょう。

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