外出にも気をつかう、そんな今だからこそ、デイサービスで楽しい時間を過ごしてみませんか?
デイサービスには、そのデイならではの工夫をこらしたサービスやレクリエーションが用意されています。
今回は、利用者さんとスタッフの笑顔と元気があふれる「ソラスト竹ノ塚」を訪ねてみました。
▲ストレッチ体操をする利用者さんを見守る機能訓練士の河島一樹さん。
ある日の午後のことです。利用者さんが椅子に座ってビデオを見ながら、腕を上げたり、足を上げたり、ストレッチをしていました。ソラスト竹ノ塚の機能訓練には定評があります。
管理者の小山田和洋さんはこう話します。「以前は、ゴムバンドを使い、声を出しながら運動していましたが、コロナ対策で、静かに行っています。いつまでも自分の脚で歩きたいという思いに応えられるように、とくに下半身の筋力を維持することに重点を置いています」機能訓練士の河島一樹さんにもうかがってみました。
「ひとりひとりコミュニケーションを取りながら、その方に合った訓練法を行っています。せめて5分でも動いてもらえれば、ずいぶんと違います。このデイのスロープには勾配があるので、トイレに行くだけでもいいんです。デイに来るだけで運動になりますよ」運動が苦手な利用者さんも、河島さんの親切なお声がけで、マシンに向かいトレーニングに励んでいました。
とくに利用者さんに人気が高いのが、リフレクソロジー(*1)です。スタッフとの会話を楽しみつつ、「ぽかぽかして気持ちがいい」「足がすっきりして軽くなる」と大好評を博していました。
ソラスト竹ノ塚のもうひとつの特色は、スタッフたちが元気で明るいこと。午後のテーブルでは、スタッフとおしゃべりしながらビーズを使った手芸や折り紙を楽しむ方が多くいらっしゃいました。
「手芸が得意なスタッフが道具を用意して、いっしょに作るようになったんですよ」と、小山田さん。また、お花が趣味のスタッフは、フラワーアレンジメントやハーバリウム(*2)の作り方を、利用者さんに教えています。
「スタッフが自分の特技を活かして、個性を存分に発揮してくれています。スタッフたちが楽しく働いていることが、利用者さんの元気につながっていると思います」(小山田さん)
13年間通いつづけている女性は、「ここに来ると社会とのつながりを感じます。生きがいですね!」と、赤いビーズの箱を作りながら笑顔で話してくれました。
*2 ドライフラワーやブリザーブドフラワーを専用オイルに浸したもの。1.個別機能訓練が充実
専門の機能訓練士が、ひとりひとりの希望や状態に合ったトレーニングをプログラム。
とくに下半身の筋肉を鍛える訓練が充実。運動機能測定システムを導入し、
記録を利用者家族の方々と共有します。
2.福祉用具レンタル事務所が併設
デイサービスの隣に、福祉用具のレンタル事務所があります。
ソラスト竹ノ塚の利用者さんのニーズが、ケアマネジャーを通してスピーディに伝わります。
3.お風呂は個浴
スタッフが付き添い、お一人ずつ個別浴槽で入浴。自立支援につなげています。
4.ユニークなティータイム
季節ごとにスペシャルウィークのティータイムを設け、老舗や有名ブランドのデザートをお取り寄せ。
このほか、料理上手なスタッフの手づくりデザートなど、飽きさせない工夫がされています。
※通所の条件や料金について:ご提供するサービスによって費用が変わるため、
詳細は直接施設へお電話またはお問い合わせフォームよりお問い合せください。
取材・文・佐藤恵菜 写真:押尾健太郎 編集:株式会社デコ(からころ編集部)
出典:からころ61号(2020年12月発刊) ※記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。