現在、糖尿病を
世界の成人人口の約5~6%が抱えており、2025年には3億8, 000万人(2007年より64.7%増)に達すると予想されています。
特にアジア、中東、アフリカ、南アメリカでは2倍になると試算されており、
我が国でも40歳以上の3人に1 人が糖尿病または糖尿病予備群であることが、平成18年国民健康・栄養調査速報で発表されました。また、A I D Sと同数程度の死者をも出しており、糖尿病が進行することで発病する合併症などによる間接的死亡率を合算すると更に多くなります。
このような状況を踏まえ、国際連合(国連)は、IDF(国際糖尿病連合:現在約150カ国が加盟)が要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会議で採択しました。同時に11月14日を「世界糖尿病デー」に指定し、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動を推進することを呼びかけました。11月14日は国連及び主要国で様々なイベントが開催されます。我国でも、(社)日本糖尿病学会、(社)日本糖尿病協会が中心となって、国民の方々に呼びか け活動の輪を広げたいと考えています。
また、11月14日の世界糖尿病デーに合わせて、ブルーライトアップや記念講演会など全国各地で様々なイベントが実施されます。詳細は「
世界糖尿病デー」公式ホームページをご覧ください。