ホーム   >   特集一覧   >   水虫は治せるんです!

今年の夏はピッカピカ 水虫は治せるんです!
もしかして、水虫?
水虫ってなに?
一般に水虫とは、真菌(カビ)の一種である白癬菌(はくせんきん)によって生じる感染症です。 生じる場所によりそれぞれ呼び名があります。足は「水虫(足白癬)」、爪は「爪水虫(爪白癬)」、股は「いんきんたむし(股部白癬)」、体は「たむし(体部白癬)」、頭は「しらくも(頭部白癬)」です
水虫発生のメカニズム・感染経路
ジム
では、なぜ白癬菌が病気を起こし、水虫になるのでしょうか? 通常風邪やインフルエンザなどウイルス性の病気であれば、電車や会社などで病気の人と一緒にいる時にうつることもあります。しかし、水虫の場合は水虫の人と接したからといって水虫になる訳ではありません。 水虫の原因は、白癬菌と接してかつその菌が長い期間皮膚に潜伏していることによるものであり、普通、白癬菌は表に出てこないのです。ところが、靴を長時間履いたり、激しいスポーツをしたりなど白癬菌にとって好ましい“高温多湿”という環境が整った時に、菌が増殖をし始め、水疱ができるなど症状がでてくるのです。

サウナ
皮膚の最外層(角質層)のはがれたアカのなかに住んでいる水虫は、皮膚がふやけたお風呂上がりにもっとも落ちやすくなります。水虫の感染経路としては、ゴルフ場やスポーツジムのお風呂場のマットなどがあげられます。

しかし、意外と多いのが家庭内での感染です。水虫の方は、浴用タオルやバスタオルは家族とは別のものを使用してください。そしてもっと大事なのは足拭きマット。家族共用になりがちですが、できるだけ水虫の方は別のマットを使用してください。爪切りも共用、貸し借りは厳禁。温泉などで共用のスリッパは素足ではかずにできるだけマイスリッパの持参を。

水虫チェック!あなたの水虫はどのタイプ?
足の水虫には大きく分けて「趾間(しかん)型」、「小水疱(しょうすいほう)型」、「角質増殖型(角化型)」があります。
趾間(しかん)型
水虫のなかでもっとも多く、足の指の間にできる水虫です。指の間が初めは赤くなり、それから白くふやけて、皮がむけます。むずむずとかゆいことが多く、白くふやけた皮をむしるとただれて、液が出てじゅくじゅくします。
趾間(しかん)型


小水疱(しょうすいほう)型
足の裏や側面に小水疱や膿泡ができ、強いかゆみを伴います。小水疱は通常2~3mm程度ですが、時により大きくなることもあります。
小水疱(しょうすいほう)型


角質増殖型(角化型)
足の裏、特にかかとの部分の角質が厚くなり、表面がザラザラになって皮がむけてきます。かゆみなどの自覚症状はありません。感染期間が長い老人に多く、爪白癬を合併している場合が多いです。
角質増殖型(角化型)

水虫の予防と治療
水虫はなぜ繰り返すのか?
かゆ~い
水虫の治療には一定の期間が必要です。にもかかわらず途中で治療を止め、結局夏が来るたびに再発をくり返している患者さんが多いのです。なぜ水虫を繰り返すのでしょう?
多くの方が治療をし始めてから以下のことを感じます。
 ■かゆみが治まった
 ■水疱が消えた
 ■じゅくじゅくしなくなった
 ■ズキズキした痛みがなくなった
 ■塗っていても良くなったと感じない

このように勝手に判断し途中で治療を止める人が多いのです。水虫で一番重要なことは「素人判断をしない」ということです。

潜伏
水虫菌はすぐに死なないのです。
水虫の種類、感染部位などにより治療期間は異なります。ただ、いったん治ったように見えても、菌は活動を休止しているだけ。足の皮膚は角質層が厚いため、皮膚の中に菌が潜んでいることが多いのです。菌は再び活動を開始する時期をねらっているので、症状がなくなったあとも1ヵ月間は根気よく治療を続けましょう。また医師の指導の下、皮膚が新陳代謝する期間にかけて治療を行うこともあります。勝手に自己判断で中断しないことが大事です。

知っておきたい正しい予防法と治療のポイント
水虫は人にうつす危険性の高い皮膚病です。よって、家族に水虫の人が一人でもいるとほかの家族に白癬菌が感染している可能性が高いと言えます。ここが水虫治療の一番難しい点であり、自分だけ治しても他の家族に水虫の人がいれば、白癬菌は家からいなくなりません。水虫を治し、再感染を防ぐには、必ず家族と一緒に治療を始める必要があります。
いずれにせよ水虫治療は根気よく治していきましょう。
とにかく清潔に!
水虫と治療のポイント
症状に合わせた水虫薬と治療法
最近、次々と発売されている外用抗真菌剤は、これまで医療用に使われていた成分を含み、効き目がいっそう強力になった新世代薬、「スイッチOTC薬」といわれるものです。患部に薬剤が長くとどまることにより、ほとんどが1日1回の塗布で済むのが特徴です。そのほか、家庭で古くから使われている伝統的なおくすりも根強い人気です。
クリーム剤

有効成分を半固形製剤に混ぜ合わせた剤型で、適量を患部とその周辺の皮膚にも広くしっかりと塗ることができる、最も標準的な剤型です(その他の症状にも使えます)。
1日1回の使用で、優れた殺菌力の成分「ブテナフィン塩酸塩」が、水虫の原因菌に増殖初期段階で作用。

1日1回で効く!奥深くの水虫菌も浸透殺菌!有効成分「テルビナフィン塩酸塩」が水虫菌を退治!



液剤

有効成分を液体に混ぜ合わせた剤型で、容器の先がノズルのように細くなっているものが多く、余分な液が出ないように工夫されています。ただし、アルコールを含有しているものが多いので、ただれた患部にはしみて痛みます。刺激の強いときには使用を控えましょう(その他の症状にも使えます)。
テルビナフィン塩酸塩が角質層の奥深くにまで浸透し、1日1回の塗布で水虫・たむしに効果を発揮。

ベンジルアミン系抗真菌剤「塩酸ブテナフィン」と、水虫・たむしのかゆみを抑える塩酸リドカインを配合。



スプレー剤

有効成分を液体に混ぜ合わせた剤型で、手を汚さずに広い患部に簡単に塗布できます(その他の症状にも使えます)。
1日1回の使用で、優れた殺菌力の成分「ブテナフィン塩酸塩」が、水虫の原因菌に増殖初期段階で作用。

テルビナフィン塩酸塩の殺真菌作用と角質浸透性により、1日1回の塗布で白癬菌を殺菌。



エアゾール

ジェット噴射の冷却感で、かゆい水虫にも患部に触れることなく簡単に治療できます(その他の症状にも使えます)。
1日1回の使用で、優れた殺菌力の成分「ブテナフィン塩酸塩」が、水虫の原因菌に増殖初期段階で作用。



パウダースプレー

パウダーでサラサラ感が長時間持続。ピンポイントジェットで足の指間の狭い範囲を狙い撃ちできます(その他の症状にも使えます)。
抗生物質と抗真菌剤、2種類の成分が優れた抗白癬菌作用を発揮、パウダーによるサラサラ感と爽やかな清涼感

ジュクジュク水虫をパウダーで乾燥させて治す!殺真菌成分ブテナフィン塩酸塩配合だから、1日1回でしっかり殺菌