え?他人事ではないかも?200万人:国内のおよそ100人に1~2人がC型肝炎ウィルスキャリアです。
こんな経験がある方、もしかすると…
・1992(平成4)年以前に輸血を受けた方
・予防接種時の注射器・針の使い回し
・母子感染予防策実施前の1985年以前に生まれた方
・ピアス・タトゥー施術時の器具消毒の不徹底
・麻薬、覚せい剤の回し打ち
・家族にB型・C型肝炎ウイルス感染者がいる
C型肝炎になるとどうなるの?
初期には自覚症状がない「C型肝炎」
薬害肝炎訴訟のニュースなどで、「C型肝炎」という病名を聞いたことはあると思います。日常的な生活では感染しませんが、初期には症状がでないため、血液検査以外では発見ができない感染症です。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていて、自覚症状が現れたときには、肝臓の障害はすでに進行していると考えられます。C型肝炎患者の約70%が重度になるまで自覚症状がありません。肝臓の異常を早期に発見するためには、定期的に検査を受ける必要があります。
放置すると肝硬変・肝臓がんにつながる
C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)を含んだ血液が、体内に入ることによって感染して起こる肝臓病です。血液を介して感染します。
初期にはほとんど症状はありませんが、放置しておくと、長い経過のうちに肝硬変や肝がんに進行しやすいことが知られています。肝臓がんで死亡した人の約8割がC型肝炎から進行した人です。 初期には症状がない分、怖い病気です。
潜伏期間→急性肝炎→慢性肝炎→肝硬変→肝臓がん
日本では100人に1~2人がC型肝炎ウイルスの感染者
日本には肝炎症状のないキャリア(持続感染者)を含めると150万~200万人の患者さんがいると推測されています。
過去の輸血、血液製剤、予防注射などが主な感染源
年齢は40歳代以上に多く、肝炎ウイルス対策が講じられる以前の輸血などの医療行為による感染が背景にあることを示しています。しかし医療機関で何らかの治療を受けている人は50万人にすぎず、残りの100万~150万人の中には自分が肝炎ウイルスに感染していることに気づいていない人もいる可能性があります。
がん死亡部位別の第3位
厚生労働省が2002年から市町村の住民健診に肝炎ウイルス検診を加えたところ、1年間で新たに3万人のC型肝炎ウイルス感染者が発見されています。
わが国の肝がんによる死亡者数は1975年以降急増しており、2009年には約3万3,000人が死亡し、肺がん、胃がんに次いでがん死亡の第3位を占めるに至っています。そして肝がんの原因の約80%はC型肝炎ウイルス由来であることがわかっています。
どうしたら発見できるの?
健康診断ではわからない?
通常、健康診断での肝炎検査の指標としている検査項目(AST、ALT)は、肝細胞が壊れて血中に漏れた物質を指標としています。ところがC型肝炎では、これらの数値が基準値内のことも多く、そのために従来の検査では見落とされてしまいます。
では、何の検査をしたらいいのか
肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で調べることができます。採血は短時間で済み、数週間で検査結果が出ます。 今まで肝炎ウイルス検査を受けたことがない方は、早期に一度、肝炎ウイルス検査を受けましょう。
最近のウイルス性肝炎の治療は進歩しており、例え肝炎ウイルスに感染していても、医療機関で適切な治療を受けることで、深刻な症状に進行するのを防ぐことができます。現在、ウイルス性肝炎は治る、もしくはコントロールできる病気になっています。
肝臓がんになると治療は困難、つまり、早期発見が重要です!
C型肝炎ウイルスに感染してから、肝硬変や肝臓がんになるまでには約20~30年かかると言われています。早くから治療を行えば、肝硬変や肝臓がんを抑えることも可能なのです。
まずは「知る」手段として気軽に検査しませんか?
自宅で自分で簡単にできる郵送検査キット「e-セルフチェッカー」
「e-セルフチェッカー DEMECAL(デメカル) 血液検査サービス」は、指先のほんのわずかな血液でできる在宅血液検査キットです。忙しくてなかなか検査に行けない方、自営業や主婦の方で年に一回の健康診断を受けられていない方、検査のために長時間拘束されるのが苦手、そんな方々におすすめの検査キットです。採血は約5分、検査センターへの郵送費も無料です。
このキットには検査費用が含まれていません。検査には別途検査代金が必要です。
小豆大ほどの血液量で検査可能
必要な血液量はごくわずか(0.065ml)、医療機関での検査に比べ150分の1で済みます。
厚生労働省承認の検査キット
日本で初めて厚生労働省から組合せ医療機器として認められた在宅血液検査キットです。
自分で採血・ポストに投函
採った血液は、検査キットに同梱されている返送用封筒で検査ラボへ郵送、結果は約4~7日後にネットで確認できます。
使い捨てタイプのランセット(針)
過去に医療事故がないランセット(針)を使用、使い捨て型のため、事故や感染等の心配はありません。
分析技術と検査精度
日本初の「即時血漿分離方式」を採用、輸送時の安定性を確保しました。また、分析には一般の血液検査と同じ測定機を使用し、医療機関での検査と同精度のデータをお届けします。
採血を失敗しても大丈夫、無料再送!
採血に失敗した場合や、データにエラーが生じた場合は、メーカーより無料で再度検査キットをお送りします。
検査の流れ
1.検査キット購入 2.検査代金決済 3.自己採血 4.検体送付 5.検査結果の確認
検査には別途費用が必要です。
例えば、C型肝炎検査の場合:検査キット代3240円+検査費用6804円=10,044円
C型肝炎は治療できる病気です!
ウイルスが血液中から検出された場合はウイルスの持続感染を考えます。持続感染の場合は何をすべきでしょうか?
検査の結果、肝炎ウイルスに感染していることが分かったら、時期を置かずに医療機関に受診して、現在の肝臓の状態をチェックしてもらいましょう。必要に応じて適切な治療を受けることができ、肝硬変や肝がんへの進行を防ぐことが可能です。
以前は治療が難しい方もいらっしゃいましたが、近年の医療や薬の進歩により、ほとんどの人が治療可能な病気となってきました。ご自身の健康を守るため、まずは医療機関に受診しましょう。