家庭薬は、病院等でお医者さんから処方される薬ではありません。薬局等で皆様が直接購入することができ、大衆薬あるいは一般用医薬品とも呼ばれています。また、家庭薬の中には伝統薬と呼ばれる薬がありますが、これは、明治あるいはそれ以前から代々受け継がれた処方と製法で作られてきた薬で、お祖父さんやお祖母さんが子供の頃から各家庭で常備薬として使われていたものです。
■日本家庭薬協会 加盟会社(五十音順)
こちらもチェック!『家庭薬ロングセラーの秘密─昔も今もこれからも"日本の元気"を守る家庭薬』
家庭薬は時代の流れの中で、暮らしの味方となり、家庭の生活を守る常備薬としてロングセラーの地位を築き上げてきました。本書は、なぜ家庭薬がこれほど多くのロングセラー商品を生み出してきたのか?その秘密はどこにあるのか?などを一般の方にも楽しめるように、豊富な写真や図版を使用してわかりやすく説明しています。
第1章の「家庭薬ロングセラー物語」では34社のロングセラー商品が興味をひく内容で紹介され、第2章では家庭薬の懐かしい販促品、店頭広告物等、第3章では全国家庭薬協議会会員100社の創業年と同時代の社会事象がコンパクトに紹介されています。第4章の「家庭薬の現代と未来」では、牧田潔明氏(全国家庭薬協議会会長)、堀正典氏(東京都家庭薬工業協同組合理事長)、柴田仁氏(大阪家庭薬協会会長)、藤井隆太氏(東京都家庭薬工業協同組合情報協業化委員会委員長)の4氏による座談会が、コラム形式でまとめられています。さらに、第5章の「家庭薬データ集」では、全国家庭薬協議会会員の企業概要が掲載されています。
全国の書店で販売されていますので、ぜひ手に取ってみてください。
・編著:家庭薬研究会
・協力:全国家庭薬協議会
・発行:薬事日報社
・定価:2,057円(税込)
・A5判 144ページ フルカラー