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からころ×e健康ショップ 連載企画!
2017年9月20日
教えて! 健康アイテムの選び方

【第9回】栄養補助食品

「e健康ショップ」が注目する健康アイテムについて、選び方のポイントを専門家にうかがうコーナーです。
今回は、栄養補助食品(飲料タイプとゼリー状タイプ)の選び方です。

答えてくれた人

川津正俊(かわづ・まさとし)さん
株式会社クリニコ 企画情報部長


おいしく手軽に食べられる栄養補助食品の開発、普及に取り組む。

●クリニコ「栄養補助食品シリーズ」 商品情報サイト
http://www.clinico.co.jp/products/list/
川津正俊(かわづ・まさとし)さん

低栄養とはどんな状態ですか?

「エネルギーとたんぱく質が不足して、健康を保つのに必要な栄養が足りていない状態をいいます。いまどき低栄養?……と思われるかもしれませんが、めずらしいことではありません。

たとえば高齢の方は、徐々に食事の量が減っていくので、1日に必要な栄養をとれていない人が少なくありません。硬いものが噛めない、唾液が出にくい、食欲がわかないなどの加齢にともなう諸症状も、必要な栄養が足りていない「低栄養」の原因になります。

若い人でも無理なダイエットを続けたり、外食や不規則な食事で栄養がかたよると、低栄養状態をまねくおそれがあります。

低栄養状態が続くと、体の抵抗力や免疫力が低下するため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。また筋肉量と骨量が減り、転びやすくなったり動きにくくなったりして、骨折のリスクも高まります。認知機能の低下につながるという指摘もあります。

低栄養による健康への影響 ◯免疫力低下  →病気にかかりやすくなる ◯骨量の減少  →骨粗鬆症、骨折のリスク増 ◯筋肉量の減少  →骨量減少とともに、転倒のリスク増

低栄養を防ぐにはどうしたらいい?

ふだんから食事と運動に気を配ることがとても大切です。何より、1日3食、きちんと食べること。とくに意識したいのはたんぱく質です。高齢になるとどうしてもお肉を食べる機会が減りがちですが、お肉は良質なたんぱく質です。

しかし、食欲が低下している人に3食しっかり食べて……ということには、無理がある。その場合は、栄養補助食品を取り入れることも考えてみてください。

栄養補助食品の選び方のポイントは?

栄養補助食品は、食品なので、成分や味はさまざまです。デザート感覚で食べられるものも多い。サプリメントとのいちばんの違いは、おいしく食べられることです。形状には、ゼリー状、飲料、粉末、固形などがあります。食欲が落ちている方、高齢の方にはゼリー状か飲料タイプのものがおすすめです(表参照)。

たんぱく質、エネルギーともに不足がちな場合は総合的に栄養を補うタイプを選ぶのがよいでしょう。食事はきちんと食べられるが栄養がかたよりがちという方には、特定の栄養を補うタイプが適しています。総合タイプだと、カロリー過多になるおそれがあります。

必須アミノ酸であるBCAAを配合した特定タイプは、スポーツを楽しむ人にもおすすめです。スポーツ中の疲労回復や筋肉の増強にも有効です。

栄養補助食品の摂取量は、各自の栄養状態に合わせて調整(増減)してください。食事後のデザートに1本(1個)つけるのもおすすめです。3回は多い……場合は、朝食後だけでもOK。

●総合的に栄養を補うタイプ特定の栄養を補うタイプ たんぱく質、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミン、ミネラル(鉄、亜鉛ほか)などの栄養をバランスよく配合し、不足しがちな栄養とエネルギーを同時に補助できる。少量で100 ~200kcal のエネルギーがとれるものが多い。 ●特定の栄養を補うタイプ たんぱく質(必須アミノ酸のBCAAなど)、ビタミン、ミネラル(鉄、亜鉛、銅など)、食物繊維など、不足しがちな栄養が重点的に入っている(成分の内訳は商品によって異なる)。

栄養補助食品を使い始める目安は何?

とくに理由(ダイエットなど)もないのに体重が減ってきたら、低栄養のサインと考えてください。筋肉量の減少にも要注意です。両手の親指と人差し指で作った輪っかで、ふくらはぎのいちばん太いところを囲んでみてください。指の輪との間にすき間ができるようなら、筋肉量が減少しています。

このような状態になったら、食生活を見直しましょう。運動を増やすことも大切です。そのうえで、ふだんの食生活の中に、少しずつご自分にあった栄養補助食品を取り入れてみてください。気になることがあれば、かかりつけ医などに相談しましょう。

選び方のポイント 体重が減ってきたら要注意。足りない栄養がとれる補助食品を選ぶ ●飲料タイプとゼリー状タイプがあります 食欲が落ちている人が多いと考えられるので、固形や粉末のものより、飲料タイプやゼリー状タイプのほうがおいしく栄養補給できる。 ●むせやすい人、飲みこみにくい人はゼリー状を 飲料タイプは誤って気管に入ってしまうおそれがあるため、ゼリー状タイプがおすすめ。冷やして食べればのどごしもよい。 ●食事の摂取状況に合わせて総合か特定かを選ぶ 食事量が少なくたんぱく質もエネルギー量も足りない人は「総合タイプ」を。エネルギーは十分にとれているが栄養にかたよりがある人は「特定タイプ」を
選び方のポイント 体重が減ってきたら要注意。足りない栄養がとれる補助食品を選ぶ ●飲料タイプとゼリー状タイプがあります 食欲が落ちている人が多いと考えられるので、固形や粉末のものより、飲料タイプやゼリー状タイプのほうがおいしく栄養補給できる。 ●むせやすい人、飲みこみにくい人はゼリー状を 飲料タイプは誤って気管に入ってしまうおそれがあるため、ゼリー状タイプがおすすめ。冷やして食べればのどごしもよい。 ●食事の摂取状況に合わせて総合か特定かを選ぶ 食事量が少なくたんぱく質もエネルギー量も足りない人は「総合タイプ」を。エネルギーは十分にとれているが栄養にかたよりがある人は「特定タイプ」を
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