ホーム  >  からころ連動企画  >  Vol.1 大人用紙おむつの選び方

からころ×e健康ショップ 連動企画!
2015年03月17日
教えて!健康アイテムの選び方

【第1回】大人の紙おむつの選び方

今回のテーマは、在宅介護シーンには欠かせないアイテム「大人用紙おむつ」です。
長年大人用紙おむつの企画・開発に携わっているプロにコツやポイントをお伺いします!

答えてくれた人

田中大樹(たなかひろき)さん
白十字株式会社 マーケティング部 商品戦略課 課長代理


「大人用紙おむつ」の企画・開発に12年携わってきたスペシャリスト。「被介護者の快適さと残存能力保持、介護者の負担軽減」をめざし、商品開発をしている。
●白十字・サルバブランドサイト
http://www.hakujuji.co.jp/salva/
田中大樹(たなかひろき)さん

ー 大人用のおむつと子ども用のおむつとの違いを教えてください。

基本構造は同じで、おむつの中の吸収体が尿を吸収します。「大人用紙おむつ」は、子ども用よりサイズと吸収量をアップさせてあり、トイレでの排泄がむずかしい大人に使っていただくものです。

在宅介護の方が増えて、いまでは、ドラッグストアやスーパーなどで手軽に購入できるようになりました。

市販のほとんどのおむつは男女兼用です。通常のパンツよりも通気性がよく、肌ざわりも快適ですから、違和感はほとんどありません。1回約150ccの尿量が想定されていて、「2回分」から「12回分」までさまざまな吸水量のものが用意されています。

ー どんな種類があるのでしょうか?

基本は、パッドタイプ、パンツタイプ、テープタイプの3種類です。
(1)パッドタイプ
下着やパンツタイプやテープタイプのおむつに取り付けて使います。おむつの交換回数も少なくてすみ、おむつ代も節約できるので、最近は併用する方が増えてきました。また、くしゃみや咳による軽失禁を対象とした「吸水パッド」は、「尿もれパッド」とも呼ばれ、近年、女性を中心に使用する人が増えています。
(2)パンツタイプ
腰の部分がゴムになっていて、モレにくく、かつ動きやすいおむつです。下着に近い感覚で違和感が少なく使えるので、おむつ初心者の方から車いすの方まで、幅広く人気があります。上げ下ろしが簡単で、自分で交換しやすいのも特徴です。
(3)テープタイプ
腹部に固定するためのテープがついている、“ふんどし”に似た形状のおむつ。寝たままでも、介護する人が簡単に取り替えられるのがメリットです。ただし、自分で着脱するのはむずかしい。
選び方のポイント

ー では、正しい選び方を教えてください。

軽い尿もれの方は、「吸水パッド」から使いはじめてみてください。
それでも間に合わなくなったときに、より吸収量の多い(1)パッドタイプや(2)パンツタイプ、(3)テープタイプの使用を検討しましょう。大切なのは、使用者の体の状態を見きわめること。

歩ける方は、(2)の「パンツタイプ」でOKです。まずは外出時や夜間など、心配なときだけ使いましょう。

ひんぱんにおむつを交換される方や少しでも節約したいとお考えの方は、(1)の「パッドタイプ」を併用してみましょう。座ったままでも、寝たままでも、比較的交換しやすいのもメリットです。

寝たきりの方は、(3)の「テープタイプ」が便利。つけたご本人が寝たままの状態でも、介護する人が簡単に交換できます。「パンツタイプ」同様、パッドタイプの併用もおすすめです。


健康のことを考えると、ほんとうは、なるべくおむつは使わないほうがいい。一度おむつを使うと、トイレに行きにくくなってしまうからです。日常の運動量が減れば、体の機能低下を進行させることにつながり、介護する人の負担も増えます。

おむつ使用開始前に、まずはベッドからトイレまでの経路を見直しましょう。廊下に手すりを付ければ自力でトイレに行けるようなら、それにこしたことはありません。

トイレで排泄しやすい環境をなるべく整えてあげて、それでもむずかしい状態になったら、はじめておむつを使うことを考えていただきたいと思います。

ー 使用中に気を付けるべきことはありますか?

おむつを使いはじめても、できるかぎりトイレで排泄するように心がけてださい。
ただし、座った姿勢を維持できない場合は、転倒予防のために、必ず介助者の助けを借りましょう。
1日に何度おむつを交換できるかを考えて、適切な吸水量の商品を選択することも大切です。

おむつを使っていると、どうしてもムレて、肌トラブルを起こしやすい。なるべくこまめに交換しましょう。長時間交換できない場合には、12回分の尿を吸収できる高吸収タイプを使用することも1つです。素肌と同じ弱酸性の素材を使用した、肌にやさしいおむつもあります。

材質や形状など、現在おむつはじつに多種多様。つけ心地のよさも重視して、快適に過ごせるものをぜひ選んでいただきたいですね。

選び方のポイント 健康状態にあったものを選べば、交換の手間が軽減される。体力の維持にもつながる。 1.歩ける、座れる、寝たきり……など健康状態に即しておむつを選んでください。身体の残存機能を低下させないためにも、おむつに依存しすぎないことが大切です。 2.1日の交換回数を考えて、適切な吸収量のものを。 モレやムレをなくすために、1日何回おむつ交換できるかを考えて、おむつの吸収量を決めましょう。 3.肌荒れのケアも考慮する。 皮膚の再生能力の低下により、高齢者は肌荒れしやすく、治癒に時間もかかります。やさしい素材のおむつを選ぶことも大切です。

e健康ショップオススメの大人用紙おむつ

(1)パッドタイプ
2,430円(税込)
2倍吸収+ワイドサイズで長時間モレ安心
1,296円(税込)
おむつを汚さず、交換カンタン。
1,134円(税込)
男性専用に開発!つつみ込むから、モレずに安心
1,874円(税込)
便をろ過する三層構造!尿も約4回分吸収!
842円(税込)
吸収体改良で、よりふっくら、さらにフィット

(2)パンツタイプ
2,493円(税込)
素肌と同じ弱酸性素材のパンツタイプ
2,411円(税込)
介助があれば座れる方のための紙パンツ
1,805円(税込)
前後左右の指かけ付きで、引き上げがラクラク!
2,900円(税込)
背モレ・横モレ防止・消臭機能付き!
1,944円(税込)
“前・後どちらからでもはける”大人用紙パンツ

(3)テープタイプ
4,536円(税込)
2つの吸収体(Wフィット構造)が、すき間を埋めてモレをしっかりブロック!
2,307円(税込)
ベッドに寝たまま交換できる!
1,458円(税込)
消臭ポリマー配合。4つのギャザーでモレをストップ
2,900円(税込)
背モレ・横モレ防止・消臭機能付き!
2,700円
股ぐり・おしりがごわつかずつけごごちスッキリ

経済的な業務用(病院・施設)も揃っています!

989円(税込)
【パッドタイプ】夜間や長時間使用時の尿とりパッドとして
2,246円(税込)
【パッドタイプ】スピード拡散スリットで吸収量100mLアップ
2,214円(税込)
【テープタイプ】吸収性・フィット感を備え使いやすさ・経済性を追求
1,782円(税込)
【パンツタイプ】銀イオン配合の抗菌・消臭シートでカバー
1,728円(税込)
【フラットタイプ】安心の吸収力で、経済性を追求

一緒に使うと便利なグッズ

810円(税込)
刺激の少ないノンアルコールタイプ。無香料
648円(税込)
気になる汗やニオイをしっかりおさえる薬用シッカロール
3,240円(税込)
介護している方、されている方にも朗報!介護時の便臭エチケットビューが解決します。
270円(税込)
医療開発から生まれた新素材BOSを使用
594円(税込)
使用済みのおむつにスプレーするだけ瞬間消臭