ホーム > セルフメディケーションコラム > 第41回 お薬の説明書(添付文書)の読み方
重要な注意事項などの記載内容が変わった時の改定年月が記載されます。継続的に使用されている方でも、使用上の注意が変わったので、再度お読みくださいという主旨です。
薬効名お薬の薬効を表す名称が記載されています。
使用上の注意使用前に知っておくべき事が重要性の高い順に記載されています。主に下記の内容について記載されています。
(1)副作用のリスクが高まるため、その薬を使用してはならない人や、薬を使用している間は併用してはならない薬市販薬だけでなく、医療機関で処方された薬も入っているので、事前に専門家に相談することも大切です。
(2)薬を使用している期間中の重要な生活上の注意乗り物または機械類の運転など危険操作の禁止や授乳に関する注意など
(3)作用の発現リスクが高いため、使用前に専門家に相談する必要がある人妊婦、授乳婦、高齢者、アレルギーを起こしやすい人、高血圧、心臓病の人など
(4)副作用予測される副作用が部位別に記載されています。もしこのような症状が現れた場合は、副作用の可能性がありますので、直ちに使用を中止し専門家に相談する必要があります。また、相談に際しては、どの薬を使用しているのか専門家が把握できるように、添付文書を持参するようにしましょう。
(5)重篤な副作用ごくまれに発現の恐れのある重篤な副作用の名称と、その初期症状が記載されています。もし、記載されているような症状に気付いたら使用を中止し直ちに医師の診療を受けることが重要です。この場合も、適切な処置を受けるために、医師に添付文書を見せる必要があります。
(6)その他の相談すべき注意事項配合されている薬の成分によっては、口の渇きや便秘などの症状が一時的に現れることがあります。このような症状が現れた場合は、直ちに使用を中止する必要はありませんが、症状が続いたり強くなる場合には、やはり使用を中止し、専門家に相談しましょう。
効能効果薬の効能効果が記載されています。自分の症状に合っていることを確認します。
用法用量・年齢毎の用量が書かれています。
・15歳未満の用量用法が書かれていない薬は、15歳未満の人は使ってはいけません。
・15歳未満の人が使っても良い薬では、それぞれの年齢に合わせた量など使い方が明記されています。
・副作用を防ぐためにも年齢に合った用法用量を守りましょう。
配合されている成分と分量が記載されています。また、原則として含まれている全ての添加物が記載されていますので、アレルギーを起こしやすい人は、必ず確認してください。
取扱い上の注意お薬の品質を落とさないための取り扱い上の注意や、保管上の注意事項が記載されています。
消費者相談窓口問い合わせ部署名、受付時間が記載されています。